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Visaビジネスオファーで経費削減|特典の内容とおすすめカード3枚
投稿日:21.08.06
更新日:24.05.23
世界最大の加盟店数を誇るVISAカードですが、VISAのビジネスカードを所有すると、Visaビジネスオファーというビジネスに役立つさまざまな特典を受けることができます。
上手に活用することによって、出張や接待などの費用を大幅に節約することができるので、理解しておいて損はありません。
VisaビジネスオファーはVISAのビジネスカード全てに付帯しているので、VISAビジネスカードの選び方についても把握しておいた方がよいでしょう。
Visaビジネスオファーの特徴やカードの選び方について詳しく解説していきます。
当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
この記事の監修者
手塚大輔(てづか・だいすけ)ファイナンシャルプランナー/証券外務員
Visaビジネスオファーは全てのVISAビジネスカードに付帯する
「Visaビジネスオファー」とは、VISAブランドのビジネスカードを保有するユーザーであれば誰でも利用できる、ビジネスシーンで役に立つ優待プログラムです。
Visaビジネスオファーが付帯するカードの特徴や、Mastercardが提供するビジネス・アシストとの違いなどについて、詳しく解説していきます。
Visaビジネスオファーは数多くのVISAビジネスカードから選択できる
Visaビジネスオファーは、VISAビジネスカードであれば全てのカードに付帯しているサービスです。
VISAビジネスカードはさまざまな会社が発行しており、還元率や限度額、追加カード発行枚数など、希望に合わせてさまざまなカードから選ぶことができます。
なお、個人向けのVISAカードには、Visaビジネスオファーは付帯されないので注意しましょう。
カードのランクも関係なく付帯する
Visaビジネスオファーはカードのランクに関係なく、VISAビジネスカードであればどんなカードにも付帯されます。
付帯サービスが充実しているプラチナやゴールドカードはもちろん、年会費無料のカードにも付帯されており、VISAビジネスカードのユーザーであれば誰でも各種優待や割引サービスを受けることが可能です。
Mastercardビジネス・アシストとの違い
Mastercardのビジネスカードを契約すると、「Mastercardビジネス・アシスト」というサービスが付帯されます。
Visaビジネスオファーと同じく、Mastercardのビジネスカードユーザーには無料で付帯されるサービスです。
Visaビジネスオファーはオフィスサプライやビジネスサービスに特化した割引が多いことに対して、Mastercardビジネス・アシストは次のような出張向けサービスが充実しています。
- じゃらん限定ポイント1%を追加付与
- JTBの会員制福利厚生サービス「えらべる倶楽部バリュープラン」の入会金40-50%OFF
- JTBが展開する日本企業のグローバルビジネスサポート「LAPITA」主催のイベントやツアー参加代金が3%OFF
出張が多い企業はMastercardを選択することで、出張にかかる支出を抑えることができるでしょう。
VISAとMastercardで悩んだ場合には、Visaビジネスオファーと、Mastercardビジネス・アシストを比較して加入するカードを選択するのもよいでしょう。
Visaビジネスオファーとは?
Visaビジネスオファーに加入すると、次のようなサービスで割引等のさまざまな特典を受けることができます。
- 税金の還付
- トラベル
- ビジネスサービス
- オフィスサプライ
- IT&テレコム
具体的にどのような特典を受けることができるのか、それぞれの項目について詳しくご紹介していきます。
税金の還付
ヨーロッパなどへ海外出張した際、ホテルやレストラン、タクシー、その他現地でかかった経費に課税されるVAT(付加価値税)の中には、ビジネス上の取引であれば還付を受けられる制度があります。
Visaビジネスオファーでは、このVAT還付の手続きを代行してもらうことができ、さらにVAT還付手続きにかかる手数料の10%割引優待を受けられます。
還付手続きを代行する株式会社オプティと提携しているため、現地の出張経費でかかる 税金の還付手続きをスムーズに進めることができますし、手続きの料金も割安になります。
海外出張や海外からの仕入れが多い事業者の方には、かなりメリットのある特典です。
トラベル
Visaビジネスオファーでは、ハイヤーの優待料金利用やホテルの料金割引などを受けることができます。
日本交通と連携し、ハイヤーを2時間または30km ¥11,650(税込¥12,810)から利用可能です。
ビジネスサービス
Visaビジネスオファーでは、ビジネスに活用できる会計ソフトやオフィススペースなどの各種サービスを優待料金で利用することができます。
主なサービスとして、以下のようなものがあります。
- 売上・仕入・人件費・経費、入出金明細などをボタン1つで会計連動されるサービスSmileWorksの月額料金優待
- クラウド会計サービスのマネーフォワードが3ヶ月無料で利用可能
- オフィススペースの「エグゼクティブセンター」サービスオフィス12ヶ月以上の契約で20%割引
- バーチャルオフィス・コワーキングスペースを優待料金で利用可能
会計事務の効率化を検討している事業者や、バーチャルオフィスを利用する方には活用度の高いサービスが充実しています。
オフィスサプライ
Visaビジネスオファーではオフィス用品も割引料金で購入することができ、具体的には次のような特典が用意されています。
- プリントサービスのスプリントの印刷サービスが5%割引
- 工具販売のファクトリーギアウェブショップで初回注文時10%割引
- 高性能浄水サーバーの初月利用料金無料
- ブラザーのWEBサイト「ブラザーダイレクトクラブ」にて全商品10%割引
- オフィス用品・事務用品の通販サイト「オフィスデポジャパン」で商品代金3%割引
ビジネスに必要なさまざまなオフィスサプライを、通常よりも割安料金で利用することができるのでぜひ活用しましょう。
IT&テレコム
Visaビジネスオファーでは、会社のソフトウェア開発や電話の割引特典を受けることもできます。
- 内線・音声ガイダンス・グループ着信・通話録音・コールフロー(IVR)などビジネスに必要な機能を搭載したクラウド型のビジネスフォン「トビラフォン Cloud」の初期費用3万円が無料
- Google Cloud Platform最初の2ヶ月間の利用料金を毎月100ドル割引
- Yahoo!広告費用5,000円プレゼント
Yahoo!広告費用が5,000円分無料でついてくるので、「ネット広告を試してみたい」という事業者の方におすすめです。
Visaビジネスオファーのついたビジネスカードの選び方
Visaビジネスオファーは全てのVISAビジネスカードに付帯されているサービスですが、「どのVISAビジネスカードを選んでいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
VISAビジネスカードは、会社の経費金額や従業員数などに合わせて次のポイントで選択するのがおすすめです。
- 年会費
- 審査難易度・ステータス
- 限度額(カード利用枠)
- 付帯サービス
- 還元率
ビジネスカードの5つの選び方について詳しく解説していきます。
年会費
VISAビジネスカードには年会費無料のものから、年会費が55,000円(税込)の三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersのようなカードまでさまざまです。
年会費は経費で落とすことができますが、収益力が低い開業当初などはできる限り経費を抑えたいものです。
「できる限り年会費を抑えたい」という方は年会費が安いもしくは無料のビジネスカードを選択するとよいでしょう。
審査難易度・ステータス
ビジネスカードは、ステータスの高いカードほど審査難易度も高くなります。
「審査に自信がない」という方は、審査難易度が低くステータスの低いカードを選ぶべきです。
「高いステータスのカードがいい」という方は、ゴールドやプラチナカードへ申し込むなど、希望するステータスと審査難易度に合わせてVISAビジネスカードを選ぶとよいでしょう。
限度額(カード利用枠)
会社の経費の規模に合った限度額のカードを選択する方法です。
例えば、「毎月の経費は数十万円程度」という会社であれば、ステータスが低めで限度額も100万円以下のカードで対応できますが、「毎月の経費は数百万円」という会社では十分に活用できません。
ビジネスカードで支払う経費が高額の場合は、ゴールドやプラチナなどの限度額が大きくステータスの高いカードへ申し込むなど、会社の規模に合ったVISAビジネスカードを選択しましょう。
付帯サービス
ビジネスカードの付帯サービスによって、カードを選択するのも有効な方法です。
ビジネスカードは、ビジネスに有効な次のような付帯サービスが多数用意されています。
- 国内・海外旅行傷害保険
- ショッピング保険
- 空港ラウンジ無料
- レストラン・ホテル料金割引等
例えば海外出張が多い会社は海外旅行傷害保険が充実したカードや、空港ラウンジ無料利用などの特典のついたカードが向いています。
一方、取引先が国内に限られ海外出張などもない企業では、高い年会費を払ってそれらの特典がついたビジネスカードを契約する必要はありません。
このように、自社のニーズにあった付帯サービスがついているVISAビジネスカードを選択しましょう。
還元率
ポイント還元率の高さでカードを選択する方法もあります。
VISAビジネスカードの中には、還元率の高いラグジュアリーカードのようなビジネスカードも存在し、経費の支払いによって多くのポイント還元を受けることが可能です。
ビジネスカードの平均的な還元率は0.5%程度ですが、ポイント還元にこだわりたい場合は、より高い還元率のビジネスカードを選択するとよいでしょう。
Visaビジネスオファーが利用できるおすすめビジネスカード3選
Visaビジネスオファーを利用するためにおすすめのVISAビジネスカードは次の3つです。
\おすすめビジネスカード/
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
- 楽天プレミアムカード(楽天ビジネスカード)
- NTTファイナンスBizカード レギュラー
おすすめの3つのビジネスカードについて詳しく見ていきましょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
年会費 | 5,500円(税込)※1 |
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還元率 | 0.5〜1.5%※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | |
|
※1 年間100万円以上利用で次年度以降無料。対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※2 対象の三井住友個人カードと2枚持ちで最大1.5%還元
キャンペーン情報
- ◆新規入会&条件達成で25,000円相当のVポイントプレゼント
※カード入会月+2ヵ月後末までに50万円利用でポイントプレゼント
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、基本の還元率は0.5%と一般的ですが、三井住友の個人カードも所有すれば、ビジネスオーナーズ利用時に特定の加盟店で最大1.5%のポイント還元があります。
さらにゴールドカードであれば、空港ラウンジ無料サービスや国内外旅行傷害保険もついているので、海外出張が多いという方もおすすめの1枚です。
楽天プレミアムカード(楽天ビジネスカード)
楽天プレミアムカード(楽天ビジネスカード)
年会費 | 楽天プレミアムカードの年会費:11,000円(税込) 楽天ビジネスカードの年会費:2,200円(税込) |
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還元率 | 1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
|
楽天プレミアムカードに付帯されているカードが楽天ビジネスカードです。
ゴールドランクのカードですので、付帯保険が充実しており、世界中の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティパス」がついています。
海外出張が多いという人にはメリットがあります。
さらに、楽天ビジネスカードは楽天市場での買い物はポイントが2倍になるので、ネットでの仕入れが多い事業の方にもメリットがあります。
年会費11,000円と2,200円の追加費用で、非常に充実したサービスを受けることができます。
海外出張やネット仕入れが多い事業者の方には、コスパのよいカードだと言えるでしょう。
NTTファイナンスBizカード レギュラー
NTTファイナンスBizカード レギュラー
NTTファイナンスBizカード レギュラーは、年会費が無料という点が最大の特徴です。
このカードに契約すれば無料でVisaビジネスオファーを利用することができます。
限度額は低いですが、還元率1%、付帯保険も旅行補償2,000万円、ショッピング補償100万円と年会費無料とは思えないほど充実しています。
1ヶ月に使う経費の金額が80万円以下で、「できる限り低いコストでVisaビジネスオファーを利用したい」という人は利用を検討するとよいでしょう。
この記事のまとめ
Visaビジネスオファーとは、ビジネスシーンで活用できるさまざまなサービスを優待料金で利用することができる優待プログラムです。
全てのVISAビジネスカードにVisaビジネスオファーは付帯しているので、限度額(カード利用枠)や還元率など多様な観点から自社に最適なVISAビジネスカードを選びましょう。