法人カードのおすすめ
JAL法人カードの特徴とマイルを貯めたい人におすすめのカードを解説

投稿日:21.07.28
更新日:24.11.14
JALを良く利用する方の中には、JALの法人カードの利用を検討している方も多いでしょう。
法人カードを使う場面は、JALの利用時に限らず、ホテル利用や飲食、業務にかかわる経費精算などさまざまです。
この記事では、JALの法人カードの特徴やメリット、注意点に加え、普通カードとCLUB-Aカードの違い、マイルを貯めるのにおすすめの法人カードについて紹介していきます。
当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
JAL法人カードとは?
JALカード(法人用) <普通カード> ![]() |
JALカード(法人用) <CLUB-Aカード> ![]() |
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---|---|---|
年会費 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) |
提携ブランド | VISA・DC・Mastercard | |
海外旅行保険 | 1,000万円 | 5,000万円 |
国内旅行保険 | 1,000万円 | 5,000万円 |
フライトマイル | 〇 | 〇 |
搭乗時ボーナスマイル | 〇 | 〇 |
ショッピングマイル | - | - |
JALの法人カードとは、航空会社JAPAN AIRLINES(JAL)のクレジットカードサービスの中で、法人向けに提供されているものを指します。
航空会社が提供しているクレジットカードで、航空機の利用でお得にマイルを貯めることができる点が特徴です。
ここからは、JAL法人カードの概要や具体的なポイントプログラム、付帯しているサービスについて紹介します。
年会費
JAL法人カードの年会費は、カードの種類によって異なります。
JALが提供している法人カードは、普通カードとCLUB-Aカードの2種類があり、年会費は普通カードが2,200円(税込)、CLUB-Aカードが11,000円(税込)です。
他の法人カードにあるような、社員用の追加カードを発行することはできません。しかし、社用口座を引き落とし口座として登録することで、社員分全てのカード清算を一元管理することができます。
社員分の法人カードを発行する場合の年会費は、上述の金額と同じ金額です。
提携ブランド
JALの法人カードを発行する際に、カードの提携ブランドを選択することができます。JAL法人カードで選択できる提携ブランドは「VISA」「DC」「Master」の3種類です。
以前はJCBカードの発行も可能でしたが、2021年5月現在、JAL法人カードのJCBブランドでの新規発行受付を停止しています。
同一名義で提携ブランドの異なるJAL法人カードを複数枚作成することは可能ですが、マイルの合算ができないため注意してください。
ポイントプログラム
JALの法人カードもポイントプログラムに対応しており、マイルを貯めることができます。
フライトマイルに加えて搭乗時のボーナスマイルも対象となっており、飛行機利用が多いビジネスパーソンに適した法人カードだといえるでしょう。
社員それぞれが所持しているカードにマイルが貯まる仕組みになっているため、マイルを利用する際も個別に手続きが必要になります。
付帯サービス
ここからは、JAL法人カードに付帯しているサービスについて紹介します。
海外旅行保険/国内旅行傷害保険
海外旅行保険は傷害死亡最大5,000万円、賠償責任最大2,000万円、携行品損害1旅行につき最大50万円/年間100万円まで(CLUB-A会員)
国内旅行傷害保険は、傷害死亡最大5,000万円、傷害入院日額10,000円/最大180日(CLUB-A会員)となっています。
旅に関する各種サービス、割引
JALビジネスきっぷの利用、会員専用国内線予約、パッケージツアー、空港店舗・免税店利用、機内販売10%割引などがあります。
IC機能
ICチップ搭載でクレジットカード決済の安全性が高く、ICチップ搭載のカードは「JALタッチ&ゴーサービス」の活用も可能です。
JALタッチ&ゴーサービスを利用すると、航空機チケットの予約・購入・座席指定が済んでいればチェックインの必要なく搭乗できます。
電子マネー
WAONやSuica、PASMOなどに対応しているカードの追加発行が可能です。
Suicaがクレジットカードと一体型になっているものもありますが、法人カードには対応していません。
ETCカード
提携ブランドのETCカードを追加発行することができます。
クレジットカード発行時に同時申し込みしたり、あとから追加発行を申し込んだりすることも可能です。
普通カードとCLUB-Aカードの違いは?
JALの法人カードには普通カードとCLUB-Aカードの2種類あると前述しましたが、この2種類には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
ここからは、普通カードとCLUB-Aカードの違いやそれぞれの特徴について確認しましょう。
一般のCLUB-Aゴールドカードは、法人カードには対応していませんので、今回はこの2種類について比較していきます。
年会費
JAL法人カードの普通カードとCLUB-Aカードは、年会費が異なります。
上述のとおり、普通カードが2,200円(税込)、CLUB-Aカードが11,000円(税込)です。
また、利用できる限度額の上限も異なり、普通カードが10万円~50万円なのに対し、CLUB-Aカードは10万円~100万円となっています。
利用額が多い場合にはCLUB-Aカードを選択するというのも、判断基準のひとつになるのではないでしょうか。
マイル還元率
マイル還元率の違いは、JAL利用において確認しておきたいポイントのひとつです。
具体的に普通カードとCLUB-Aカードの間でどの程度の差があるのでしょうか。

比較してみると、通算して得られるマイルが2倍以上異なることがわかります。
頻繁に搭乗すればするほど得られるマイルの差が大きくなるため、ビジネスシーンで利用するJALの法人カードを検討する場合、頻度に合わせて検討すると良いでしょう。
また、一般のJALカードでは区間マイルが100%になる「JALカードツアープレミアム」という有料プランに加入すると、マイル還元率がさらにアップします。
ただし、法人カードはJALカードツアープレミアムの対象外となるため、CLUB-Aカードの利用がもっともマイルを貯めやすいカードだといえるでしょう。
付帯保険料
JALカードの付帯サービスとして、海外旅行保険と国内旅行傷害保険があります。
普通カードとCLUB-Aカードでは保険金として受け取れる金額が異なるので、どちらのカードにするか迷った際の判断基準として参考にすると良いでしょう。
普通カード | CLUB-Aカード | |
---|---|---|
障害死亡 | 1,000万円 | 5,000万円 |
傷害後遺障害 | 40万~1,000万円(保険金額の4%〜100%) | 200万~5,000万円(保険金額の4%〜100%) |
傷害治療費用(1事故の限度額) | なし | 150万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | なし | 150万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | なし | 2,000万円 |
携行品損害 | なし | 1旅行につき50万円まで/年間合計100万円 1点・1対限度額10万円(乗車券などは合計5万円) |
救援者費用(年間限度額) | 100万円 | 100万円 |
海外旅行中の日本語による24時間救急サービス | なし | あり |
補償期間 | 90日間 | 90日間 |
普通カード | CLUB-Aカード | |
---|---|---|
障害死亡 | 1,000万円 | 5,000万円 |
障害後遺障害 | 40万~1,000万円(保険金額の4%〜100%) | 200万~5,000万円(保険金額の4%〜100%) |
傷害入院日額(最高180日) | なし | 1日につき10,000円 |
手術1回あたり | なし | 入院中の手術:10万円 入院中以外の手術:5万円 |
傷害通院日額(最高90日) | なし | 1日につき2,000円 |
上記の表のように、保障内容がカードによって大きく異なります。
万が一に備えて充実した保障内容を必要とするのであれば、普通カードを選択する場合、状況に応じて追加で保険加入が必要になるかもしれません。
しかし、CLUB-Aカードであれば、年会費11,000円でこれだけの保障が付帯しているため、万が一の備えとして充実しているのではないでしょうか。
JAL法人カードを使うときの注意点
ここからは、JAL法人カードの利用を検討している場合、申し込む前に確認しておきたい注意点について紹介します。
用途や目的によってはほかのカードの方が、メリットが多い場合もあるので、しっかりと比較検討しましょう。
ショッピングマイルは加算されない
JALの法人カードは、フライトマイル、搭乗時のボーナスマイルは加算されるものの、ショッピングマイルは加算されません。
つまり、飛行機の搭乗利用以外ではマイルが増えないという点に注意が必要です。
たとえば、ほとんど毎日のように飛行機を利用するような高頻度で搭乗するビジネスユーザーであれば、JAL法人カードのボーナスマイルによる恩恵が多く得られるでしょう。
申込基準が高い
JALの法人カードは申し込みできる基準が高く、法人であれば誰でもカードを取得できるというものではありません。
普通カード、CLUB-Aカードともに、申し込むためには原則として「日本国内に所在する企業」「業歴5年以上」「黒字決算」である必要があるといわれています。
申し込み基準について、公式サイトでは「18歳以上(高校生を除く)で日本に生活基盤があり、日本での支払いが可能な方」となっているため年齢制限にも注意してください。
ほかの法人カードと比べて比較的申し込み基準が高い特徴があり、起業したばかりの法人や赤字決算となっている企業では審査が通らない可能性があります。
マイルは合算ができない
JAL法人カードは、複数のカードで取得したマイルの合算をすることができません。
たとえば、ほかの法人カードの場合、メインとなるカードと紐づいた追加カードを申し込むことで、支払いの請求先をまとめたり、獲得したポイントを合算できたりします。
一方で、JALの法人カードは、請求先口座が法人名義のものであれば請求・引き落としをまとめることができるものの、マイルはカードごとに貯まる仕組みです。
貯まったマイルを合算して利用したい方は、ほかの法人カードを選択する方が良い場合もあります。
マイルを効率良く貯めたい人におすすめの法人カード
「マイルを効率良く貯めたい」という場合、JALの法人カード以外にもマイルを貯めることができるものがあります。
たとえば、JAL法人カードではできないようなショッピング利用でもマイルが貯まる法人カードはあるのでしょうか。
ここからは、マイルを効率良く貯めたい人におすすめの法人カードを4選紹介します。
セゾンプラチナビジネスAMEXカード

年会費 | 22,000円(税込) 年間200万円利用で半額 |
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限度額 | 20~500万円 |
マイル還元率 | 1.0% |
セゾンプラチナビジネスAMEXカードは、年会費22,000円(年間200万円以上利用で半額)で発行できる法人カードです。
セゾンプラチナビジネスAMEXカードの会員は「SAISON MILE CLUB」に無料で入会することができます。
セゾンカード各種で獲得できるポイントは永久不滅ポイントですが、SAISON MILE CLUBに加入すればJALマイルとして貯めることが可能です。
1,000円につき10マイル貯まるため還元率1.0%と比較的高い還元率で、かつ2,000円につき1ポイント永久不滅ポイントも貯まります。
また、貯まった永久不滅ポイントをJALマイルに交換できるのも特徴です。永久不滅ポイント200ポイントで500に交換できるため、効率良くマイルを貯めることができるでしょう。
アメックスビジネスゴールド

年会費 | 36,300円(税込) 初年度無料 |
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限度額 | 一律の上限設定金額なし |
マイル還元率 | 約0.3% |
アメックスビジネスゴールドカードも、JALマイルを効率良く貯めやすい法人カードのひとつです。
アメックスビジネスゴールドカードで貯まるポイントは、メンバーシップリワードポイントになります。
メンバーシップリワードポイントをJALマイルに交換した場合、3,000ポイントにつき1,000マイルに交換することが可能です。
また、アメックスビジネスゴールドカードは、メンバーシップリワードプラス(追加年会費3,300円)に加入することで、交換レートが上がる特徴があります。
メンバーシップリワードプラスに加入するとJALマイルへの交換レートが、2,500ポイントにつき1,000マイルになるため、効率良く貯めたい場合は加入を検討してみてはいかがでしょうか。
ANA法人ワイドゴールドカード

年会費 | 20,900円(税込) |
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限度額 | - |
マイル還元率 | 入会・継続時に2,000マイル 搭乗ごとに25%のボーナスマイル (ショッピング利用での加算はなし) |
ANA法人ワイドゴールドカードは、JALマイルではなくANAマイルが貯まる法人カードです。
JAL法人カードとは異なり、追加カードを申請することができるため、社員用のカードを複数つくる場合の年会費負担が安くなるメリットがあります。
ただし、JAL法人カード同様にANAマイルを1枚のカードに合算して使用することができません。
ANA法人ワイドゴールドカードは、入会・継続時に2,000マイル、搭乗ごとに25%のボーナスマイルが加算されます。
JAL法人カード同様、ショッピング利用での加算はありませんが、ANA利用が多い方におすすめの法人カードです。
オリコEX Gold for Biz

年会費 | 2,200円(税込) 初年度無料 |
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限度額 | 10~300万円 |
マイル還元率 | 約0.3%~ |
オリコEX Gold for Bizは、利用することで暮らスマイルポイントが1,000円ごとに1ポイント(還元率0.5%)加算されていく法人カードです。
オリコEX Gold for Bizは、通常ポイントに+0.1%のボーナスが加算されるため、トータル0.6%ずつポイントを貯めることができます。
さらに、年間200万円以上の利用達成でポイント加算が2倍になるため、最大1.2%の還元率になる点が特徴です。
JALマイルへ交換する際には、オリコポイントへ交換する必要がありますが、暮らスマイルポイント1ポイントにつきオリコポイント5ポイントになるためレートが異なります。
JALマイルへの交換は、オリコポイント1,000ポイントにつき500マイルとなるため、実質200暮らスマイルポイントで500マイルに交換できるお得なカードです。
この記事のまとめ
JALの法人カードは、ショッピング利用ではマイルが加算されないものの、搭乗ごとに加算されるマイルは群を抜いて高い水準です。
そのため、搭乗機会が多いのであれば、JALの法人カードとショッピング利用カードの複数枚活用してみるのも良いでしょう。
活用シーンやポイントの貯まりやすさに加え、年会費などの維持コストも計算しながら比較検討してみてはいかがでしょうか。