個人事業主がマイルを効率的に貯める方法とおすすめ法人カードを紹介

FacebookTwitterLine

個人事業主の方で「出張などのフライトや普段の買い物でマイルを貯めたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?

個人事業主は、日常の買い物に加えて事業でもクレジットカードを使う機会が多いので、会社員時代よりもマイルを貯めやすいと言えます。

今回は個人事業主が効率的にマイルを貯める方法や、マイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードについて詳しく解説していきます。

当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。

個人事業主は個人カードでも法人カードでもマイルを貯めることができる

個人事業主は、プライベートの支払いに使う個人カードと事業経費の支払いに使う法人カードのどちらも契約することができ、それぞれのカードでマイルを貯めることができます。

普段プライベートで使用している個人カードを、経費の支払いやフライトなどでも使用すれば、事業の支出でもマイルを貯めることが可能です。

また、個人事業主は事業者として法人カードを契約することもできます。

この場合には、プライベートの支出は個人向けクレジットカードで、事業の支出は法人カードというように支出を分けることになるので、マイルも個人向けカードと法人カードで分けて貯めることが可能です。

個人事業主は、一般の個人や法人よりも契約できるカードの選択肢が多いため、「どのカードでマイルを貯めるのか」という点が重要になります。

法人カードでマイルを貯める2つの方法

法人カードでのマイルの貯め方は次の2つの方法です。

  • 法人カードで事業の経費などを支払う
  • 法人カードで飛行機に乗る

法人カードでマイルを貯める2つの方法について詳しく解説していきます。

経費の支払いでマイルを貯める

法人カードを使用して経費を支払うことで、カードの利用金額に応じてマイルを貯めることが可能です。

カードによっては直接マイルが貯まるものもありますが、法人カードの場合は直接マイルが貯まるカードが少なく、基本的にはカードの利用によって貯まったポイントをマイルに交換するという方法で貯めていくのが一般的です。

クレジットカードによってポイントからマイルへの交換レートや交換時の手数料が異なるので、マイル移行の条件をよく確認してカードを選びましょう。

飛行機に乗ってマイルを貯める

マイルを貯める方法として、最も一般的と言えるのはやはり飛行機に乗ってマイルを貯める方法でしょう。

JALやANAなどの航空会社と提携しているクレジットカードの中には、カードを使用して飛行機を利用した場合にボーナスマイルを受け取ることができるものがあります。

このようなカードを契約することで、通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルを受け取ることができたり、マイルが加算されたりするので、効率的にマイルを貯めることが可能です。

出張などで飛行機移動が多いという方は、ボーナスマイルを受け取ることができるクレジットカードを契約するとよいでしょう。

なお、ボーナスマイルが受け取れるクレジットカードは個人カードが多く、法人カードの種類は多くありません。

個人事業主の場合には、あえてフライトマイルは個人向けカードで貯めるというのも1つの有効な方法です。

法人カードでマイルを貯めるときの3つの注意点

法人カードでマイルを貯める際には、次の3つの点に注意してください。

  • 還元率と年会費
  • マイル移行レート
  • マイル移行手数料

法人カードでマイルを貯める際の注意点や、マイルを貯めるコツについて詳しく解説していきます。

還元率と年会費に注意

最初に注意しなければならないのは、クレジットカードの還元率との年会費です。

還元率が高いクレジットカードほど、多くのポイントやマイルが貯まるので、効率よくマイルを貯めていきたいのであれば、できる限り還元率の高いクレジットカードを選択しましょう。

一般的に法人カードの還元率は0.5%程度ですが、個人カードでは0.5〜1.0%程度と、個人カードの還元率の方が若干高い傾向があります。

ただし、クレジットカードには年会費が発生します。

個人カードの年会費は原則として経費として計上することはできません。

一方、法人カードであれば、年会費を経費として計上できるので、法人カードの方が節税効果は高いと言えます。

還元率と年会費のバランスがよいクレジットカードを選択し、効率的にポイントやマイルを貯めていくのがよいでしょう。

マイル移行レートに注意

クレジットカードには、貯めたポイントをマイルに交換できるものがあります。

特に法人カードではマイルが直接貯まるクレジットカードは少なく、個人事業主が事業の支払いでマイルを貯める場合には、この方法で貯めるのが主な方法です。

ポイントを貯めてマイルへ交換する場合には、マイルへの交換レートに注意しましょう。

例えば、楽天カードで貯まる楽天スーパーポイントは2ポイント=1マイルで(50ポイントから)マイルに交換することが可能です。

他方、セゾンコバルトアメックスビジネスカードなどで貯まる永久不滅ポイントは、200ポイントでANAのマイルなら600マイル、JALのマイルなら500マイルと交換できます。

カードでの経費支払いでマイルを貯めたい場合には、マイル移行レートにも十分注意してください。

また、カードによっては、1年間で交換できるマイル数に上限が設けられています。

こちらも確認しておかないと「貯まったポイントをマイルに交換して旅行に行こうと思ったのに、上限一杯で交換できない」というようなこともあります。

必ずマイル移行の上限も確認しておきましょう。

マイル移行手数料がかかる

ポイントからマイルに移行する際には、手数料が必要になるものがあるので注意が必要です。

例えば、ANAカードであれば国際ブランドがJCBの場合は移行手数料5,000円(税抜)、その他ブランドなら6,000円(税抜)がそれぞれ必要になります。

他方、楽天カードでは手数料無料で、楽天スーパーポイントをANAマイルに移行可能です。

還元率との兼ね合いになるので、必ずしも「移行手数料がないカードがよい」とまでは言い切れませんが、やはり手数料負担が膨らみすぎないよう注意しなければなりません。

「自分のカードのマイル移行には手数料がどの程度かかるのか」という点についても把握しておきましょう。

法人カードで貯めたマイルを個人利用するのは問題ない?

個人事業主は、事業者として契約した法人カードで貯めたポイントやマイルについて、どのように使用するのか、全て自分で決定することができます。

そのため、法人カードで貯めたマイルをプライベートでの旅行用として特典航空券に交換するといったことも手続きとしては可能です。

しかし、法人カードで貯めたマイルを個人的に利用することに問題はないのでしょうか?

実は、法人カードで貯めたマイルを経営者個人が利用することは、業務上横領にあたる可能性があります。

貯めたマイルを私的に使っている個人事業主は多いかもしれませんが、このような行為は絶対にやめましょう。

経営者個人が公私混同をしていると、従業員にも緩みが生じて社内全体のガバナンスが効かなくなるリスクがありますし、従業員から訴えられたら本当に業務上横領罪に問われる可能性もゼロではありません。

法人カードで貯めたポイントを私的に利用することはやめましょう。

JALマイルが貯まる法人カード

JALマイルが貯まる法人カードとしては、次の2つのカードをあげることができます。

  • セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
  • オリコ EX Gold for Biz

これらのカードは単にマイルが貯まりやすいというだけでなく、個人事業主の事業そのものをサポートするさまざまなサービスが付帯されています。

JALマイルが貯まる2つのおすすめ法人カードについて詳しくご紹介していきます。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

saisonamex_cobalt_biz
総合評価表示しない
年会費 無料
還元率 0.5%
国際ブランド americanexpress
電子マネー quicpayiD
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

キャンペーン情報

カード発行月の翌々月末までに50,000円(税込)以上のショッピング利用で永久不滅ポイント1,000ポイント(5,000円相当※)がもらえる
(※1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合)

貯まったポイントをマイルへ交換しやすいカードです。

  • ANAマイル:200ポイント→600マイル
  • JALマイル:200ポイント→500マイル

このように高い交換比率でマイルと交換できるので、日々の経費支払いでマイルを貯めていきたいという人にはおすすめです。

また、海外の買い物でポイント還元率が2倍になるので、海外出張が多い事業主の方にもメリットがあるでしょう。

オリコ EX Gold for Biz

EX Gold for Biz M(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エム)

exgoldforbiz_m
総合評価表示しない
年会費 初年度無料
2年目以降2,200円(税込)
還元率 0.5%
国際ブランド visamaster
電子マネー
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

2,200円という安価な年会費で保有できるビジネスカードで、貯まったポイントをマイルに交換することができます。

カード利用で0.5%の還元率で「暮らスマイル」というポイントが貯まり、このポイントをオリコポイントへ変換し、オリコポイントからマイルへ換えることが可能です。

「200スマイル→1,000ポイント→500JALマイル」と交換できるので、還元率0.5%で200スマイルを貯めれば500マイルと交換できます。

ゴールドカードですので空港ラウンジ無料や、VISAビジネスオファーなどの充実したサービスを受けられるのもメリットです。

ANAマイルが貯まる法人カード

ANAマイルを貯めやすい法人カードとしては次の2つのカードをあげることができます。

  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
  • ANA JCB法人カード

ANAマイルは法人カードでもボーナスマイルを受け取れるクレジットカードがあり、フライト機会が多い個人事業主の方にはおすすめです。

ANAマイルが貯まる2つの法人カードについて詳しく見ていきましょう。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

amex_biz_gold
総合評価表示しない
年会費 36,300円(税込)
還元率 0.5%
国際ブランド americanexpress
電子マネー
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

新規入会特典

<合計190,000ボーナスポイント獲得可能>
カード利用ボーナス:入会後4ヶ月以内に合計100万円のカード利用で20,000ボーナスポイント
カードご利用ボーナス2:入会後6ヶ月以内にAmazonなどの対象加盟店で合計400万円のカード利用で100,000ボーナスポイント
通常利用ポイント:入会後、合計400万円以上のカード利用で40,000ポイント獲得可能
カード付帯特典:入会後1年以内に合計200万円のカード利用で30,000ボーナスポイント

アメックスゴールドはマイルを非常に効率的に貯めることができます。

まず、通常の2,000円単位のカード利用で「2ポイント→1マイル」と還元率0.5%でマイルが貯まります。

さらに年会費3,300円(税込)を支払い「メンバーシップ・リワード」に登録すると、「1ポイント→1マイル」と還元率1%でANAマイルへ交換することが可能です。

もちろん、空港ラウンジ無料などのアメックスの充実した特典も利用できるので、飛行機移動が多い経営者には向いています。

ANA JCB法人カード(一般カード)

ANA JCB 法人カード

ANA JCB 法人カード
総合評価表示しない
年会費 初年度無料
2年目以降2,475円(税込)
還元率 0.5%
国際ブランド jcb
電子マネー quicpay
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

法人カードの中では珍しい、ボーナスマイルもらえるカードです。

通常の還元率は0.5%ですが、ANA JCB法人カードには次のようなボーナスが用意されています。

  • 契約時・継続時ボーナス:1,000マイル
  • フライトマイルボーナス:+10%

出張等でANAを利用する機会が多いという事業主はぜひとも保有しておきたい1枚です。

この記事のまとめ

個人事業主は、クレジットカードでの経費支払いとフライトでマイルを貯めることができます。

経費の支払いでマイルを貯める際は、還元率と移行レートが高いカードを、フライトでマイルを貯めたい場合にはボーナスマイルを受け取ることができるカードを選ぶのがよいでしょう。

いずれにせよ、自社の業態や貯めたいマイルの種類にマッチしたクレジットカードを選択するのがベストです。

個人事業主は個人カードと法人カードのどちらでもマイルを貯められるので、幅広い選択肢からベストなカードを選択しましょう。

FacebookTwitterLine