法人カードのおすすめ
【JCB一般法人カード】ビジネスユースと相性の良い定番カードの魅力を解説
投稿日:21.07.21
更新日:22.03.29
「JCB法人カードは他の法人カードとどう違うの?」
「個人事業主でもJCB法人カードは持つことができる?」
「JCB一般法人カード」はJCB発行の法人カードを代表する人気の一枚です。
JCB一般法人カードキャッシュバックや無料ETCカードなど、法人カードの中でも特典が充実したカードといえます。
この記事では法人カードを検討している方に向けて、JCB法人カードの中でももっともオーソドックスなJCB一般法人カードについて、特徴や発行前に確認したいメリット・デメリットなどを解説していきます。
JCB法人カード(一般)
年会費 | 初年度無料※ 2年目以降1,375円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
|
※オンライン入会の場合のみ
キャンペーン情報
・【Web限定】新規入会で最大3,000円、利用条件クリアで最大30,000円のJCBギフトカードプレゼント(2023年3月31日(金)まで)・使用者追加・同時入会で最大9,000円プレゼント!(使用者1名につき3,000円、最大3名までが対象)
当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
JCB一般法人カードは利用額が多い人におすすめ
法人カードには他にも多くの種類がありますが、「経費支払いを一本化したいので、そろそろ法人カードを作ってみようかな」と考えている経営者や個人事業主の方におすすめしたいのが、このJCB一般法人カードです。
一般カードと同様にポイントが貯まり、年間100万円以上の利用があれば還元率が1.5倍となるポイントプログラムがあるなど、利用金額が多い人ほどメリットが大きいのが特徴です。
特典は他のポイントや商品との交換だけでなくキャッシュバックを選択することもできます。
またETCカードは無料で複数枚発行可能で、年会費は1,375円(税込)と他の法人カードと比べても低コストであるほか、航空券のチケットレスサービスやオフィス用品の割引など、ビジネスシーンと相性が良い特典も充実しています。
複数枚法人カードを持つ人には不向き
一方で、以下のような方には向いていないかもしれません。
代わりにおすすめできるカードも紹介していますので、あわせて検討してみましょう。
年間利用額が30万円未満の方
JCB一般法人カードは利用額に応じてポイント還元率がアップするメンバー特典があります。逆にいうと、カードの利用頻度が少ない方や、利用シーンや目的ごとにお得なカードを分けて使う方は、まとまった利用額にならないため魅力が薄れるケースもあります。
年間利用額は20万〜30万円ほどで、高還元率を目指したいという方は、「NTTファイナンスBizカード レギュラー」を検討してみましょう。
NTTファイナンスBizカード レギュラー
このカードは年会費無料で利用額にかかわらず常時1%還元と、還元率の高さで見ると魅力の大きい一枚となっています。
ただし手数料がかかるほか、リボ払いが適用されない店舗もあるので注意しておきましょう。
またカードの利用限度額は年間100万円までとなっています。
もしこれ以上利用するという場合は、限度額が年間250万円のJCB法人カードの「JCBゴールド法人カード」を検討しましょう。
JCBゴールド法人カード
年会費 | 初年度年会費無料(オンライン入会の場合のみ) 2年目以降11,000円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
|
キャンペーン情報
・【Web限定】新規入会で最大6,000円、利用条件クリアで最大19,000円のJCBギフトカードプレゼント(2022年9月30日まで)・使用者追加・同時入会で最大9,000円プレゼント!(使用者1名につき3,000円、最大3名までが対象)
こちらはJCB一般法人カードより審査が厳しくなりますが、公式サイトなどから申し込むことができます。
JCB一般法人カードはこんなカード
JCB一般法人カードは国際ブランドのJCBが発行する標準的な法人カードです。法人だけでなく個人事業主でも発行は可能です。
一般カードと同様に国内外の旅行傷害保険をはじめとしたJCBの提供する特典が付帯するほか、無料ETCカードや航空券のチケットレスサービスなどビジネスユースでのメリットも充実しています。
以下では、JCB一般法人カードの特徴やメリットについて、それぞれ詳しく説明していきます。
年会費は初年度無料で2年目は1,375円(税込)
JCB一般法人カードの年会費は1,375円(税込)ですが、オンライン入会なら初年度は無料となっています。追加発行したカードも年会費は1,375円(税込)かかります。家族カードはありません。
JCB一般カードではWEB明細サービスである「MyJチェック」の登録や年間50万円以上の利用などで年会費無料となりますが、JCB一般法人カードは条件付き無料の特典はありません。
無料で複数枚ETCカードが発行できる
ETCでのみ利用できる「ETCスルーカードN(ETC専用ICカード)」を年会費無料で発行できる点も大きな特徴です。
発行枚数に関係なく、年会費は無料です。
複数台社用車があり、ETCカードもそれにあわせて何枚か発行したい会社のニーズに合った特典といえます。
ポイントプログラムが充実
JCB一般法人カードではJCB一般カードと同様に、「Oki Dokiポイント」が1000円(税込)の利用で1ポイント貯まります。
1ポイントあたり最大で5円の価値があるので、実質的なポイント還元率は約0.5%となっています。
ただ、これは1回ごとの支払いではなく、毎月の利用額合算を基準に還元されるものです。
毎月の経費や出張費の支払いで、おトクにポイントを貯めることができるのは法人カードならではのメリットといえるでしょう。
またJCB一般法人カードには、「JCB STAR MEMBERS」という年間のカード利用額に応じて翌年のポイント還元率が増加する特典があります。
JCB STAR MEMBERSにはランクがあり、JCB一般法人カードの場合の条件と特典はそれぞれ以下のとおりです。
使えば使うほどおトクになります。
年間利用額 | メンバーランク名称 | ポイント還元率 |
---|---|---|
30万円以上 | スターePLUS | 1.1倍 |
50万円以上 | スターβPLUS | 1.2倍 |
100万円以上 | スターαPLUS | 1.5倍 |
その他、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」と呼ばれる優待店での利用では、獲得ポイントが倍増します。以下はおもなポイントアップの優待店です。
ショップ名 | ポイント還元 |
---|---|
洋服の青山 | 5倍(還元率2.5%) |
Amazon.co.jp | 3倍(還元率1.5%) |
小田急百貨店 | 3倍(還元率1.5%) |
ワタミグループ | 3倍(還元率1.5%) |
一休.comレストラン | 3倍(還元率1.5%) |
出光昭和シェル | 2倍(還元率1%) |
ビックカメラ・ビックドラッグ | 2倍(還元率1%) |
Oki Dokiポイントはnanacoポイントやdポイントなど、さまざまな提携会社のポイントや電子マネーとの交換も可能です。
せっかく貯めたものの、ポイントの使い勝手に困ったり、消化しきれず有効期限を迎えたりするという心配もなさそうです。
なお、JCB一般法人カードのOki Dokiポイントの有効期限は24ヶ月となっています。
キャッシュバック型も選べる
カードのポイントの還元方式をキャッシュバック型にするのか、またはポイント交換型にするのかによってカードの選択は変わります。
キャッシュバック型には「JCBビジネスプラス法人カード」があり、以下のとおり0.5〜3%まで月間の利用額に応じて還元率が異なります。
カード利用金額(月間) | 還元率 |
---|---|
100万円以上 | 3% |
80万円以上~100万円未満 | 2.5% |
60万円以上~80万円未満 | 2% |
40万円以上~60万円未満 | 1.5% |
20万円以上~40万円未満 | 1% |
5万円以上~20万円未満 | 0.5% |
5万円未満 | 0% |
月間20万円以上の利用額があるなら還元率は1%超えとなるので、ポイント交換型よりもキャッシュバック型の方がメリットは大きいといえます。
キャッシュバック対象金額の上限は月間50万円となりますが、カード利用金額のうち、JR・高速道路・ガソリンスタンド・タクシー・レンタカー・航空券・宿泊・旅行代理店など幅広い費目での利用金額合計がキャッシュバック対象金額となります。
ただし、海外での利用分や海外加盟店での利用分はキャッシュバックの対象外となる点は注意が必要です。
付帯保険も充実
利用付帯が条件となっていますが、JCB一般法人カードでは国内・海外旅行ともに最高3000万円の保険が付帯しています。
購入日から90日間、年間100万円までを上限として、海外での購入品の破損や盗難を補償するショッピングガード保険も付帯しています。
ビジネスサポートもあり
ETCカードのほか、ビジネスユースでメリットを受けられる特典も充実しています。以下はおもな特典例です。
- オフィス用品販売の「アスクルサービス」で優待割引
- 「じゃらんコーポレートサービス」でじゃらんnetのおトクな限定プランを利用できる
- 保養所やスポーツクラブを格安で利用できる「福利厚生倶楽部」
- 「チケットレス国内出張」で法人精算方式のチケットレスサービス(JALは「JAL ONLINE」、ANAは「ANA@desk」)を利用してパソコンで手軽に航空券の予約ができる
- 東海道・山陽新幹線(東京〜博多間)のネット予約&チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」で割引乗車(年会費1,100円(税込))
- 後日精算可能なタクシーチケットを発行可能
- JCBトラベルで出張や旅行プランの相談や申し込みなどのサービスが利用できる
JCB一般法人カードのデメリット
JCB一般法人カードには申し込み前に知っておきたいデメリットもあります。
しっかりと以下の注意点をチェックしておきましょう。
追加カードは同じ年会費がかかる
従業員用に複数枚発行可能ではありますが、年会費は初年度こそ無料であるものの、2年目以降は1,375円(税込)がかかります。
「三井住友カード ビジネスオーナーズ」など2枚目以降も無料や割引となるカードもあるので、この点は物足りないところではあります。
ポイント還元率アップは条件付き
基本的なポイント還元率は0.5%と決して高くありません。
しかし、ポイント還元率の高い優待店が多数あることや、年間50万円以上の利用で翌年の獲得ポイントが1.2倍なる点も踏まえると、使い方次第ではカバーできるデメリットといえそうです。
ポイントの有効期限が2年
JCB一般法人カードで貯まるポイントは付与されてから2年で失効してしまいます。
豪華賞品を目指しているうちにいつの間にかポイントの有効期限が切れていた、ということも考えられますので、利用の際は注意しましょう。
海外では利用できないことも
VISAやMastercardと比べるとJCBの海外での普及率は高くなく、一部の国や地域では使えないケースもあるようです。
ハワイのような主要観光地では問題なく使えるようですが、海外旅行に行く際はJCB以外の国際ブランドカードも一緒に持って行った方が安心でしょう。
スマホ決済との相性
JCB一般法人カードはApple Pay、Google Payとも未対応となっています。
Apple PayやGoogle Payを利用したい人は、同じJCBが発行する別の法人カード「JCB CARD Biz」なら対応しているので、そちらを検討するのもいいでしょう。
JCB CARD Biz(一般カード)
年会費 | 初年度無料 2年目以降1,375円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
|
キャンペーン情報
・【Web限定】新規入会&利用で最大20,000円分のAmazonギフト券(Eメールタイプ)プレゼント(2022年9月30日まで)JCB CARD Bizは同じく年会費は1,375円(税込)で初年度無料ですが、法人代表者または個人事業主が対象で、発行枚数は本人のみの1枚となっています。
1分でわかるJCB一般法人カードの作り方
JCB一般法人カードの申し込みにはインターネットと入会申込書の2つの方法が利用可能ですが、初年度の年会費が無料になるインターネット手続きがおすすめです。
法人の場合は運転免許証などの代表者の本人確認書類のほか、6ヶ月以内に発行した「現在事項全部証明書」か「履歴事項全部証明書」が法人の本人確認書類として必要です。
申し込み方法
インターネットによる申し込みの流れは以下のとおりです。
- JCBの公式サイトから申し込み画面へアクセス
- 名前や生年月日、住所など必要事項を入力
- 登録メールアドレスにオンライン審査の結果通知
- 入会申込書に自署・捺印し、本人確認書類を同封して返送
- 契約確認書類の受領
- カードを受け取る
審査
JCB一般法人カードは法人カードの中でも審査基準はやや厳しめといわれていますが、詳細な審査方法については明かされていません。
なお、法人カードを申し込む際に、実質的支配者の確認が必要になる場合があります。
実質的支配者は法人の種類などによって対象が異なりますが、原則法律に基づき議決権の25%超を直接・間接保有するなどの支配的な影響力を有する個人のことを指します。
あわせて検討したいおすすめカード
JCB一般法人カードのように低年会費でETCカードが無料で発行できるカードとして比較したいのが、同じJCBが発行する「JCB CARD Biz」です。
追加カードの発行はできませんが、審査では法人の本人確認書類が不要なのでスピーディーに申し込みができる点もうれしいメリットです。
JCB一般法人カードにない点として、Oki Dokiポイントをマイルへ移行可能なこと、支払い方法はリボ払いやボーナス一回払いなど選択肢が豊富なことや、キャッシング枠も設定可能なことが挙げられます。
また先述のとおりApple PayやGoogle Payも利用可能です。代表者個人が気軽に利用したいという場合は、十分に検討の価値がある一枚といえます。
JCB一般法人カードの基本情報
ここまで、JCB一般法人カードの具体的な特徴について紹介していきました。ここで、カードの基本情報についておさらいしておきましょう。
JCB法人カード(一般)
年会費 | 初年度無料※ 2年目以降1,375円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
|
※オンライン入会の場合のみ
キャンペーン情報
・【Web限定】新規入会で最大3,000円、利用条件クリアで最大30,000円のJCBギフトカードプレゼント(2023年3月31日(金)まで)・使用者追加・同時入会で最大9,000円プレゼント!(使用者1名につき3,000円、最大3名までが対象)
JCB一般法人カードの利用方法
最後にJCB一般法人カードの利用方法について見ていきましょう。
会員専用サイトとログイン方法
会員専用WEBサービス「MyJCB」に登録するとWebサイト上で利用明細や限度額、ポイントサービスの照会や商品申込などが行えます。
<MyJCBの登録方法>
- 公式サイトのトップページ「カード会員の方(MyJCB)」から「新規登録/ID確認」ボタンをクリックして登録画面へ
- 登録画面にカード番号や有効期限などの必要事項を入力
- 登録が完了するとMyJCB IDが表示されるので、IDとパスワードを入力してログイン
問い合わせ方法
登録情報やカードの利用についての問い合わせは電話や自動音声による対応、もしくは公式サイトで行うことができます。公式サイトについては画面上部の「お問い合わせ」より各種問い合わせを行うことができます。
口座変更
支払い口座の設定や変更はインターネットまたは書面で行えます。
インターネットの場合はMyJCBから手続きができます。ただし、Webで変更できない金融機関もあるので注意が必要です。
<MyJCBでの口座変更手順>
- MyJCBにログイン
- トップ画面から「お客様情報の照会・変更」を選択
- メニューの「お支払い口座」を選択
書面の場合はJCBの資料請求サービスより「諸変更届」を請求できるので、届いた書面に記入してJCBへ送ります。
<諸変更届の請求方法>
- 公式サイト上部の「お手続き」から「資料請求」へアクセス
- 「コードナンバーでのご請求はこちら」を選択
- 「JCBカード番号でご請求」を選択してカード番号を入力
- 「送信」を選択
- 希望の資料コードナンバーを入力し「次へ」を選択
- 「申し込む」を選択
利用明細の確認方法
カード利用明細の確認方法は、郵送で明細書を受け取る方法とMyJCBから確認する方法の2つがあります。
なお、郵送の明細書は2020年8月から有料となってしまうので注意しましょう。
MyJCBからの確認方法は以下のとおりです。
<MyJCBでの利用明細確認方法>
- MyJCBにログイン
- MyJCBトップ画面より「カードご利用状況」を選択
- 「カードご利用代金明細照会」を選択して明細を確認
また「MyJチェック」に登録することで明細書の郵送を止める代わりに、毎月メールで受け取れるようになります。
<MyJチェックへの登録方法>
- MyJCBにログイン
- 「お客様情報の照会・変更」メニューより「WEB明細の設定(MyJチェック)」を選択
- 「利用者規定に同意して確認画面へ」を選択
- 確認画面に移動するので、登録内容を確認のうえ「登録する」を選択
紛失、盗難、不正利用時の対応
紛失や盗難の場合は24時間年中無休の「JCB紛失盗難受付デスク」が対応してくれます。海外でカードの紛失や盗難があった場合は、最寄りのJCBプラザもサポートしてくれます。
<JCB紛失盗難受付デスク>
0120-794-082(24時間・年中無休)
また、不正利用があった場合も「JCBでe安心」という補償制度があるため、JCBへの届出日からさかのぼって60日前までの損害を補償してくれます。
解約方法
JCB一般法人カードの解約手続きは電話のみとなっています。
カード裏面に記載のカード発行会社の連絡先まで、会員本人が問い合わせる必要があります。
この記事のまとめ
- JCB一般法人カードは低年会費で高コスパ
- 1000円=1ポイントが貯まる
- ポイント還元率は0.5%だが使うほどアップ
- ETCカードも無料で発行
- 従業員向けに複数枚発行できる
- チケットレス航空券や福利厚生サービスなどビジネスシーンにあ合った特典も充実